介護施設の中には夜間勤務の必要がある場合もあり、自身で健康管理を行わなくてはならない。利用者さんには食事は良く噛んで、体調にあった運動を日課にするようアドバイスするが、介護士自身は疲れを言い訳に健康管理を疎かにしていることが多い。中間管理職が多い40代、介護職でも40代になると体力の衰えや家庭との両立などでストレスを抱える方が少なくない。介護職は体力以上に人間関係での気疲れがあるため、職場以外の方と積極的に話すことがストレス発散に有効。しかし、夜勤明けに話し相手を見つけるのも容易ではなく、そこでお勧めなのがスポーツ。テニスや卓球など球技は相手が必要だが、水泳やランニングは一人だけでも行うことができる。わざわざプールへ行くのが億劫、ランニングするほどの体力はないと言う方には、帰宅途中に行うウォーキングがお勧め。労働とスポーツは同じ肉体を酷使しても、スポーツ後にはストレスが発散でき精神面では2者に大きな違いがある。脳はさほど賢くないため、労働後にスポーツをすることで肉体の酷使は気持ちの良いモノだと認識するようになり、やがて労働は気持ちが良いモノだと錯覚する。無意識に脳が判断するようになると、介護職の仕事もストレスを溜め込まず働くことができる。帰宅途中に行うウォーキングは、介護する際に着用する動きやすい服装で構わず、費用を抑えて健康維持を行い方に打って付けの方法。強いストレスを感じている方は、息が上がるほどのスピードとスローのウォーキングを組み合わせたインターバルなウォーキングがお勧め。